コロナ禍ライフログ

成分献血(血小板)してみたって言いたかった

通算17回目になる献血に行ってきた。

行ってきたけど、献血できなかった。(´;ω;`)という話。

献血が好き

突然だが私は献血するのが好きだ。

なぜか?

肉を食べ、酒を飲み、呼吸するだけで温室効果ガスを発し、日々スマホとパソコンとゲーム機とテレビと白物家電で電力を消費している。

なんで生きているんだろう、私が生きていて周りに良い影響を与えている事がどのくらいあるだろうかと考えてしまうことがある。

だからといって世の役に立つようなボランティア活動や社会活動を積極的に行いたいという思いも無く、基本的には”できる事を、できるだけ”行う主義である。

この私が思う”できる事を、できるだけ”ジャストフィットする制度、私が見知らぬ誰かの役に立つ、素晴らしい制度、それが献血

献血ってなんのために必要なの?

献血の必要性や、献血した血液がどのような事に使われるのかは赤十字血液センターのHPに掲載されている。

ここでは東京都赤十字血液センターのHPの記述を引用する。

血液は生きた細胞であるため、人間の体の中でしか造られず、まだ人工的に造ることができません。安全かつ有効な輸血療法を行うためには、皆様から献血していただくことが必要なのです。また、輸血用血液は長い間保存することもできません。輸血用の血液製剤の有効期間(採血後)は、赤血球製剤21日間、血小板製剤4日間、血漿製剤1年間となっています。 自分の国の血液は、自分の国の「献血」で!

東京都赤十字血液センター “献血とは” 「1.献血の必要性」

箇条書きにすると

  • 医療技術が進んだ2021年現在でも血液は人工的に造る事ができない
  • 輸血用血液は長期間保存できない

という2点が「常に一定以上の献血が必要とされる」理由。

血小板製剤は4日間消費期限めちゃめちゃ短い!2021年現在のテクノロジーをもってしても短い!

そんなわけで、コロナ禍においても献血は常にも止められている。

東京都赤十字血液センターのHPのトップページにも大々的に「献血は不要不急の外出にはあたりません」というお知らせが書いてある。

いざ、献血・・・?

前回は3月に全血400mlの献血を行った。

全血献血を行った後は8週間後から成分献血を行う事が可能となる。

献血Web会員サービス ラブラッドで予約枠を確認したところ土日は予約がいっぱいだったため、GWにかこつけて会社を休み平日12時の予約をとった。

8時間睡眠をとり、朝ご飯をしっかり食べて向かった

今回向かったのは秋葉原にあるakiba:F献血ルーム

受付で献血カードの提示。荷物をロッカーに預けた後、血圧計で血圧と心拍数を自主計測したあと、シーフテストを行い、無料で飲み放題のお茶を1杯飲み呼び出しを待つ。

受付に呼び出されたあと、各種個人情報の更新がないかの確認と、その他献血をできる状態であるかどうかの質問にタブレットっぽい端末で自分で回答をする。(献血をご遠慮いただく場合の各項目に該当するものがないかどうか)

ちなみに、海外に行くと原則的には帰国後4週間は献血ができない。訪問場所によっては帰国後1年間献血ができない地域もある。

私はかつて仕事でインドの田舎に約1か月間出張で赴いたが、その地域に行ったことがある人は帰国後1年間献血ができないという規定になっていた。

そんな余談は脇に置いておくとして、質問票に回答したのち、また呼び出しまで待機。

秋葉原の献血ルームの特徴は、待機時間に読むことが可能な漫画コミックスが充実していること。

漫画で満たされた本棚が壁一面にある。少女漫画・少年漫画ジャンル関係なく充実

今回はミステリと言う勿れを選択。以前スマホで無料で読めるところまで読んだもの課金せずにいたので中途半端な所までしか読めていなかったので続きが気になっていた。

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今回読んだのは3・4巻

読んでいる途中で呼び出しを受け、お医者さんの問診。本日は睡眠も食事もばっちりとっているので自信満々

問診後にヘモグロビン濃度測定。

本日の献血をどちらの腕で行うかを決定し、献血をしない方の腕から濃度測定用の血液を採取。今回は右腕を献血用に残し、左腕から血液を採取。

血液を採取したら濃度測定用の機器にかけ、数分待つ。

ヘモグロビン濃度が基準値(血小板成分献血であれば12.0g/dL)以上である事を確認後、献血台へ。

ここで、悲しい事が判明。

今回の私のヘモグロビン濃度は11.3g/dLだった。

成分献血を行える基準に満たないヘモグロビン濃度。

この瞬間、献血ルーム内にいる私は献血ルームの経費を利用して水分を接種し、一休みし、簡易的な血液検査を受けておきながらなんの役にも経たない人間と化し、その後であう職員さんと話すときは語頭に「すみません」をつけてしゃべることになるのだった。

献血できなかった私にも

受付に戻り、献血する場合には必要であった諸々の書類やグッズを返却し、献血カードを返してもらうまで待合室にて待機。

献血カードを返してもらうまでの間また漫画を読んで待つ。

献血カードを返してもらった時にまだ漫画がきりの良い所まで進んでいなかったので、しばらく読ませてもらってから退室。

職員の方はこんな私にも優しい。ここから1か月間ヘモグロビン濃度を上げるような生活を送ってまた献血にチャレンジする事を心に誓う。

今回の発見としては、エレベーターのデザインの工夫されていた事に今回は気が付いた。

いつもは献血後にさっさと次の目的地にいくために気にしたことがなかった。

一つでも新しい発見があったという事は良い事だと考える。

本日の一言

献血の必要性の最後の、“自分の国の血液は、自分の国の「献血」で!”という1文は違和感を感じる。

この文章をちゃんと読むまでは考えた事すらなかったものの。食料のように血液も海外から輸入すればいいじゃんっていう意見の人がいるのかな。