約18年前からたびたびお世話になっていた大切な方が虹の橋を渡ったとの知らせを受けた。
欧州に住んでいる、欧州人のその方は本来であれば2020年のゴールデンウィークに合わせて来日する予定だった。しかしCOVID-19が猛威をふるいはじめ対処方法もわからない状態において、来日は叶わず、会う事は叶わなかった。
2021年に入っても来日が難しい状況は変わらず、お会いする事はないまま、旅立ったという知らせを受けた。
こうなる可能性はあると覚悟はできていると思っていたものの、寂しい気持ちと悲しい気持ちがわいてくる。
こんな時は共通の知り合いと直接会って、同じ食べ物を食べ、同じ飲み物を飲みながら、ぽつぽつと思い出話をしたり、時にだまったり、関係ない話をしたりしたいとしみじみと思う。
実際には知らせを知ったのは19時くらいだし、そこからZoomで打ち合わせ入れてたし、コロナ前だったらそんな時間でも「今から飲めない?」なんて連絡を何人かにして、20時すぎでも21時くらいからでもどこかで飲んだりしていた気がする。
しかし東京都では20時に飲食店が閉まるようになって久しく、そんな選択肢は思いつきもしなかった。
Zoomでの打ち合わせの後、私にしては珍しく食欲がなかったものの、知らせを聞く前に料理の下ごしらえを終えていたので気合で調理し、一人で献杯。
ぼんやりとする事、気が付けば3時間。
今のまとまらない思いを書き記すかどうか迷っていたところに、Over the rainbowを聞いて、虹の橋を渡った人に思いをはせて、文章をかいてみようと思い、いまブログ記事を書いている。
Over the rainbowは英語を少し理解できるようになった状態で聞いて(歌って)、英語の歌詞を英語そのままの意味で理解できた気がして大変感動した曲。
きっと、幸せの青い鳥も飛んでいる、安らかな世界に旅立ったであろうことを心の底から祈っている。