感想

読書:漫画 君たちはどう生きるか

概要

漫画 君たちはどう生きるか [ 吉野源三郎 ]
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1937年に出版されて以来、数多くの人に読み継がれてきた、吉野源三郎さんの名作
原作: 吉野源三郎, 漫画:羽賀翔一, 出版社: マガジンハウス

コペル君が経験するエピソードは漫画で、それに対してのおじさんからのコペル君へのメッセージは文章で、コペル君の心情を追体験するような形で読むことができる。非常に読みやすいし、感銘を受ける1冊。

心に残った部分

「王位を失った国王でなかったら、誰が、王位にいないことを悲しむものがあろう」

後悔・悔恨は行動を起こせば経験をする事ができた、防ぐことができたかもしれない出来事に対して沸き起こる感情であり、その後悔・悔恨の根っこに目を向けて反省し、行動にうつす事が大切。

ほかにも現代風にいうならば生まれながらに持っているマジョリティ特権というものに自ら気が付く事ができるか。この世の中の自分には見えない多くの営みによって支えられているので、あらゆる立場の人に対しての敬意を忘れずに生きる事の大切さについて考える事ができる本だった。