東京都でも映画館で映画が見れるようになったので、明石家さんまさんが企画・プロデュースを行っている「漁港の肉子ちゃん」を見てきた。
概要
西加奈子さん作の小説「漁港の肉子ちゃん」が原作。
明石家さんまさんが原作を読んで自ら作品化をオファーしたとのことで
大阪から新幹線に乗る前に本屋さんに寄って、手に取ったのがたまたまこの本だった
大阪弁の扱い方が上手くて気に入った
とたしかラジオで語っていた。たしか。
感想:人におススメしたくなる、あたたかい映画
とーーーーーーってもいい話だった。
自分が行きやすい場所で上映していたのが朝の8時35分からの1回限りだったため、果たして朝のテンションでどのような気持ちになるのか心配だった。
しかし心配は杞憂だった。
STUDIO4℃による優しい絵柄
冒頭は「肉子ちゃん」が漁港に住むことに至った経緯がテンポよく語られる
主役は肉子ちゃん・・・ではなく、肉子ちゃんの娘であるキクコ。小学校5年生。
とにかく明るく、情に厚く、惚れっぽく、そしてとってもふくよかなボディを持っている肉子と、スレンダーで本を読むのが好きなキクコの二人家族。
小学校5年生の時の悩みってそういうものだったかもしれないと思ったり、
似てない親子の理由を知って驚いたり、
どこまでも一生懸命でまっすぐな肉子ちゃんに涙したり。
朝から泣いた。けれども暖かい涙だった。
そんなまっすぐで考え無しで情に厚い人なんていないだろうと思ったりもしたけれども、さんまさんの近くには想像を絶する天然な人々が集まるらしいし、そういう人がいてもおかしくないって思うのかなと勝手に想像して納得するなどした。
作品中は肉子ちゃん役のVCが大竹しのぶさんであるという事をすっかり忘れて見入っていたものの、エンドロールが終わった後の最後の最後のシーンで思いだしたし、思わず声を出して笑ってしまった。
今日の一言
映画館で映画を見るのはやっぱり良い
もう映画館を休館扱いにするような緊急事態宣言は出さないでほしいな。