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エディブルフラワー / EDIBLE FLOWER

最近よく目にするようになったエディブルフラワー

食べられるお花、食用花。

お皿が華やかになり、非日常感を感じられる特別なお食事に演出できる素敵なお花。

食べられるってイータブルじゃないの?

私はエディブルフラワーという名称を聞いたときに,ぱっとは何を表すのかわからなかった。

食用花と聞いて「なるほど」と思う心もあったものの、「なんでイータブルじゃないんだろう?」という疑問も同時に浮かんできた。

英語で[be able to ~ / ~をする事が可能]という表現で馴染みある、ableと合成する事によって「可能」という意味合いが付くことがある。

[eat / 食べる] + [able / 可能な状態] = eatable という単純な考えが頭をよぎったのである。

そのため、edibleeatableについて検索してみた。

edible

edibleをGoogleにて英英辞典として検索してみた結果が以下である。

edibleの意味・類義表現

[fit or suitable to be eaten / 食べるられる事にフィットしているまたは適している]という [adjective / 形容詞]

類義表現として、[safe to eat / 安全に食せる][fit for human consumption / 人間の食物摂取に適している]、など。

例文は[the shrub has small edible berries / その低木は食べられる小さいベリーを持つ(日本語らしくするなら、実らせる) ]

edibleの語源・使用頻度

Originつまり語源およびどの時代に多く使われている表現なのかについても情報が出てきた。

語源はラテン語のedereこれは英語のeatの意味で使われており、後期ラテン語にてedibilisという言葉に変化。このedibilisというのが「食べる事が可能」という意味だったということかな。

そして16世紀後半にedibleという表現の英語として定着。

1800年代から徐々に使用頻度は増加し、1950年前くらいをピークとして、その後緩やかに下降。一般的な言葉として定着しているというのが読み取れる。

第一次ならびに第二次世界大戦下の物資不足の時期に、あらゆる「食料」を探していたのかななどと夢想したくなる。

eatable

eatableをGoogleにて英英辞典として検索してみた結果が以下である。

eatableの意味・類義表現

[fit to consumed as food / 食べ物として消費する事にフィットしている]という意味の [adjective / 形容詞]

類義表現として[edible / 食べられる][palatable / 口にあう・味の良い][digestible / 消化されやすい]、など。

例文は [eatable fruits / 食べられる果物]

eatableの使用頻度

eatableの検索結果として[Origin / 語源]の情報は出てこなかった。

そのためここでは使用頻度のみを紹介する。

こちらはedibleとは対照的に1800年から1800年代の後半まではよく使われており、1900年くらいを目安に急降下、そしてあまり使われない言葉となった様子がうかがえる。

2000年代あたりで若干上昇しつつある傾向は何を示すのだろうか。

eatの語源

eatableとしての語源は出てこなかったが、eatableという表現がeat + ableであることは大変わかりやすいので、とても馴染みのあるeatの語源について検索してみた。

古い英語表現ではetan、それがゲルマン語のetanの語源。ラテン語のedereとギリシャ語のedeinを由来とするインド-ヨーロッパ語から派生したオランダ語のetenおよびドイツ語のessenetanが関与してeatになった。

頑張って日本語にしてみたが何のことやらという感じ。。ここの読み解き方は勉強が必要かな。

edibleとeatableの違い考察

今回の検索結果を元にedibeeatableの違いを考察してみたいと思う。

あくまでも上記の検索結果から個人的に考察したことである。

eatableの意味には[as food / 食べ物として]という表現が入っていた。また、類義表現の中に[palatable / 口にあう・味の良い]というものもある。

対してedibleの類義語[safe to eat / 安全に食せる][fit for human consumption / 人間の食物摂取に適している]、などである。

この違いはeatableは食事として、食べ物として、美味しいものとして食べる事ができるようなものに対する形容詞であり、edibleは”食べても人体に支障がない”という程度のものを形容する言葉なのではないだろうか。

そう考えると、お皿を彩る食べられるお花はエディブルなのである。

今日の一言

言語の世界は奥が深い。。気軽な気持ちで足を踏み入れるとどこまで調べるべきなのか、調べるといってはいるがGoogleで検索するのみで良いのか・・・などの疑問がわいてくる。

フットワーク軽く図書館に参考図書を探しに行きたいところだが、3度目の緊急事態宣言下では東京都内の図書館が休館中なのでインターネットで確認できる情報からの考察にとどめている。