2022年1月1日、とりたてて意識してこの日に目的をもってやろうと思っている事はない。
自宅はエアコンをつけていても寒く、どこか自宅ではない暖かい場所でいったん身体をあたためたい。
毎月1日は映画の日で、通常なら大人一人1,900円かかる映画が1,200円で見る事ができる。
幸いにもそこそこ都会に住んでいるので、徒歩30分強のところにシネコンがあるので1月1日からそこそこ歩数を稼ぐこともできる。
そんなこんなで自宅から行きやすいシネコンで上映されている映画の中から劇場版 呪術廻戦 0を見る事とした。
ざっくり作品概要
週刊少年ジャンプで連載中の呪術廻戦の第一話の約1年前~半年前にかけての話。
単行本としては「呪術廻戦 0 東京都立呪術高等専門学校」という名称で販売されている。
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クリスマスイブに【呪い】がメインテーマになっている作品を公開するなんて、あまり「合う・合わない」は気にしていないのかと思っていたけれども違った。
作品内での一番大きな戦いが発生する日付が2017年12月24日。
ばちくそに狙ってクリスマスイブに公開しているじゃないか。
漫画で読んではいたものの、細かい話は忘れていたので見ながらその仕掛けに気が付いた時には驚いた。
あらすじは公式の情報を読んでいただくとして、以下感想。
感想
迫力がありながらも何が起きているのかがわかる戦闘シーンは圧巻。
単行本は正直【なんかすげー戦い】が起きている事はわかりつつも勢いで読み進めてしまうので、戦いはアニメの方が私にはわかりやすい。
作がは全体的に美しく、また呪力や呪いが少しタッチや色がそれ以外のものと異なったりするだけで、この世のものではない感じが浮かび上がっている。
生徒たちも先生たちも、およそ全ての人間の【手】がごつく描かれているような印象を受けたけれども戦う人間の手のリアルを考えたらあのような【手】がリアルという事なのかもしれない。
呪術廻戦の最新刊18巻までを読んだ、この先の彼らの運命をわずかながらに知る身としては、この作品の登場人物達のこの時点での物語を改めてスクリーンから感じる事により、色々な感情がかけめぐった。
個人的に惜しい点としては、時々挟まるクスッと笑えるはずのパートにて、全面ファンシーな背景とそれぞれのコメント・・・というバランスの問題なのか、あまりクスッと笑う事ができなかった。
テレビアニメではクスッと笑えていたので、大きなスクリーンで見る時と、自宅のテレビで見るのとで笑える緊張と緩和のタイミングが異なるのかどういうことだろうと感じた。
入場者特典として配布された小冊子内では声優さんのコメントや、原作者の芥見先生への質問&回答、そして書下ろしショートなどなどが含まれており、劇場版を見終わった後に読むと面白いものだった。
本日の一言
とても感動したセリフ2選
棘の「憂太、逃げろ」。おにぎりの具でも、呪言でもない言葉を発するとは…!と感極まった。
憂太 の「純愛だよ」。正直これを映画館で聞きたいと思って行ったといっても過言ではない。そして期待以上の純愛だった。
満足。